(3)
ワサビは生育環境を選ぶ植物であるため、系統維持(注)が非常に難しく、栽培者がいなくなれば、維持されてきたワサビも一緒に消失してしまう。山に行けば野生が自生しているから大丈夫、という考えは間違いである。野生個体は栽培ほど根茎も太らず、辛くない。長い時間をかけてできた品種は、一度失われてしまったら、容易には復元できないのだ。だからこそ、植物資源として大切に守る必要があるといえる。
(注)系統維持:ここでは、種の特徴が受け継がれていくこと

1。 (47)筆者によると、栽培されたワサビを守る必要があるのはなぜか。