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社会というのは抽象的な概念だ。だから、社会を見せてみろといわれても、見せることはできない。テレビでニュース映像を見ていても社会を見たことにはならない。では、社会はどうしたら目に見えるか。それが街である。街の中で人と人がどう具体的に関係し合っているかを見せるしか、社会は見せようがない。人と人の具体的な関係こそが社会だからだ。物をつくる人がいて、運ぶ人がいて、売る人がいて、買う人がいる。そうした人々の無数の行為の連関(注)として社会は存在する。街は、その諸行為の連関を具体的に見せてくれる場なのだ。
(注) 連関:ここでは、つながり

1。 (45)社会について、筆者はどのように考えているか。